ひまわりピアサポート基金
基金設置の経緯
平成26年2月27日、札幌市内の精神障がい者の自立を支援する社会福祉施設において、施設の職員である木村弘宣が入居者に刺殺されました。故弘宣の父である木村邦弘は、息子の死が無駄にならないよう、労災給付金の中から500万円を札幌市の「さぽーとほっと基金」に寄附し、「木村弘宣 メモリアル基金〝ひまわり〟」を設置しました。“ひまわり”には、「太陽に向かって希望を」といった想いが込められています。この基金は、毎年100万円ずつ、5年間かけて市民活動団体への助成に活用する予定です。更に平成29年11月に100万円の寄付金増額を機会に名称を「ひまわりピアサポート基金」に改称。
助成の対象事業について
- (1) 対象事業 保健、医療、福祉の増進を図る活動
(主に精神障がい者の方や若年認知症の方の自立支援、また、そのご家族の支援など) - (2) 助成額 総額100万円(うち公募50万円、団体指定50万円)
- (3) 公募期間 毎年3月を予定
※札幌市「さぽーとほっと基金」への登録が必要です。(詳しくは、下記の札幌市市民活動促進課までお問合せください。)
助成団体
平成27年度
区分 | 団体名 | 助成活動内容 | 助成額 |
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公募 | 障がいという名の才能あふれる芸術家たち~生涯学習の旅 | 発達障がい等を抱える若いアーテイストの「3人展」開催(7月) | 30万円 |
指定 | 認定NPO法人 北海道自由が丘学園 | 人間関係や発達障がいなどで「不登校」になっている生徒の勉学支援の補強 | 10万円 |
指定 | NPO法人 北海道若年認知症の人と家族の会 | 「若年認知症の人の能力を活かし、暮らしを支える実践ガイド」の制作 | 30万円 |
指定 | 一般社団法人 北海道ピアサポート協会 | 精神障がい等で生きづらさを抱える当事者の「ピアサポートフォーラム2016in北海道」の開催(2月) | 10万円 |
指定 | 一般社団法人 北海道精神保健福祉士協会 | 法人取得を機会に一般市民向けを作成配布する(3月) | 10万円 |
合計助成額 | 5件 | 90万円 |
平成28年度
区分 | 団体名 | 助成活動内容 | 助成額 |
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公募 | 障がいという名の才能あふれる芸術家たち~生涯学習の旅 | 渡邊賢治絵画個展「kenjiぼくのうたvol.10」 | 15万円 |
公募 | NPO法人 レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク | 当事者参画型札幌圏ひきこもり通信拡充作成事業 | 10万円 |
指定 | NPO法人 北海道若年認知症の人と家族の会 | 若年認知症の全道ネットワーク形成のための道内外交流への派遣 | 20万円 |
指定 | 認定NPO法人 北海道自由が丘学園 | 発達障がい傾向児童への継続的支援育成プログラム | 10万円 |
指定 | 一般社団法人 北海道ピアサポート協会 | 精神障がいピアサポート専門員研修(基礎・専門等)の開催 | 10万円 |
指定 | 一般社団法人 北海道精神保健福祉士協会 | 札幌市内で開催する精神保健福祉に関する研修 | 10万円 |
合計助成額 | 6件 | 75万円 |
平成29年度
区分 | 団体名 | 助成活動内容 | 助成額 |
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公募 | レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク | ひきこもり通信作成事業 | 10万円 |
指定 | 北海道若年認知症の人と家族の会 | 広報紙「ひまわり通信」の発行事業 | 20万円 |
指定 | 北海道自由が丘学園 | 発達障害児童への継続的支援育成プログラム推進 | 10万円 |
指定 | 北海道ピアサポート協会 | 2018年度「ピアサポート交流会in北海道」開催 | 10万円 |
合計助成額 | 4件 | 50万円 |
平成30年度
区分 | 団体名 | 助成活動内容 | 助成額 |
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公募 | レターポストフレンド相談ネット | ひきこもり社会参加促進活動 | 10万円 |
公募 | 北海道障害者乗馬センター | 障害児と家族ふれあいキャンプ | 25万円 |
指定 | 北海道若年認知症の人と家族の会 | 「ひまわり通信」の発行 | 20万円 |
指定 | 北海道自閉症協会(札幌ぽぷら会) | 就労研修~歯磨き学習会 | 5万円 |
指定 | 北海道ピアサポート協会 | ピアサポートフォーラム2018 | 10万円 |
合計助成額 | 5件 | 70万円 |
少額団体指定助成
札幌市の「さぽーとほっと基金」に設けられた「木村弘宣ひまわり基金」は平成27年~29年度までの3年間で累計16件215万円の助成を実施しました。
しかし、当会の団体会員や協力・交流団体の中には、「私たちのような小さな団体には、助成要件の10万円・20万円以上の事業は財政的にも、体制的にも困難でせっかくの助成も応募できません」との声が寄せられていました。
当会としてもその思いを解決すべく「さぽーとほっと基金」の事務局と協議した結果、今年度から少額助成(10万円未満)制度を設けました。
詳細についてはこちらの「少額団体指定助成について (pdf)」をご参照ください。
助成を希望される場合は、こちらの「助成金交付申請書 (pdf)」をご記入の上、当会及び札幌市へ提出願います。
担当・お問い合わせ
札幌市市民まちづくり局 市民自治推進室
市民活動促進担当課 担当:竹越係長、赤生担当、北島担当
TEL: 011-211-2964/FAX: 011-218-5156
e-Mail: shimin-support@city.sapporo.jp